ポッター症候群の次男の記録

第二子が19週3日でお空に還りました。その記録。天使ママ。

中期中絶

中絶、という言葉とは一生縁が無いと思っていた。

 

16週健診の時に、「羊水が少ないですね」と言われた。

でも2cm以上あるところはあるし、そこまでではないかな、と。

あと胃腔が確認出来ないから、2週間後にまた来てくださいと言われた。

 

その週数の頃には、スクリーニング検査が受けられるから、それをしてもいいよと言われたので18週になってすぐ受けることにした。

 

検査技師の人は黙々とエコーを調べていた。

1人目の時と違い、羊水のサイズと、どこかの臓器の様子をよく見ている感じがした。

羊水が少ないって言われたからだろうな、くらいに考えた。

性別はわかりますか?と尋ねたら、それは20週以降に、とそっけなく返された。

 

診察に呼ばれ、主治医から「胃は確認出来ましたが、両方の腎臓に奇形が見られるようです。そのせいでおしっこが出来なくて、羊水が少なくなっている可能性があります。紹介状を書くので、この分野に詳しい先生に一度診てもらって下さい。なるべく早いうちに」と言われた。

「おしっこが出来ないって、赤ちゃんは産まれて来たあと生きていくのに大変じゃないんですか?」と聞いたが、ただの奇形で生きていくには問題ないかも知れないし、羊水の原因は胃なのか腎臓なのか他の臓器なのか、たまたま今回見えなかっただけかも知れないから、とはっきりした事は言われなかった。

 

カルテの画面には「potter症候群の予見あり」とあった。

 

帰ってから、夫に状況を説明しつつpotter症候群について検索してみた。

 

そこには、悲しい現実が待っている事が示されていた。

 

生存確率0%。

 

生存できた人のブログが見当たらない。

 

お腹の中で育ったとしても、産まれた途端に死んでしまう。

 

こんなに悲しい病気にまさか自分の子が罹るなんて、思いもしなかった。